2017年3月20日月曜日

忙しいというのがなかなか言い訳にならない仕事

ものごとは重なる時は重なるものです。

今日春分の日は月曜で私の当直担当の日でしたが、昼過ぎ三時頃までは珍しく何にもなくて落ち着いていたのですが、突然内科の有る病棟から呼ばれそちらへ走っていって処置開始。その処置をしている間に別の棟からコールが入り、重症患者さんの家族がやってきたのでそのムンテラをして欲しい、との事。そっちの方には事情を話して「ちょっと待っていただいて貰って欲しい」と伝えておりました。

そのコールを切って一分もしないうちに更にその上層階の別の病棟で保護室に入っていた患者さんが突然転倒し、頭部打撲を発症したとのこと。当直精神科医が頭部CTを撮ったのでその判定をして欲しいとリクエストされて駆けつけてみると、頭頂近傍のseptumに新鮮な出血の形跡が確認できましたので、今度は近くの大学病院の脳外科に連絡を取って当直医の先生に紹介状を送付し救急搬送をする事態となりました。

その救急車が来る間に家族へのムンテラを行いつつ最初の患者さんの状況把握と言う感じで、いままでの平和な3時までの時間が嘘のようでした。

幸いにして患者さん達の容態は安定し、大学病院へ送り出した方も緊急オペになるまでには至らず入院して経過観察で良かろうとの連絡でしたが、今回はすべてが”取り敢えず”ワークしたものの、常にそううまく行くわけでもなく”勘弁してください!”と言いたくなるくらいいろんなことが連続して起きることもあります。

例えば有る患者さんの心肺蘇生をしている時にもう一件ほぼ同時に心停止、呼吸停止のコールが入ったときとか・・・。以前ここにも書いたと思うんですがもうこれは大変ですわ、さすがに。

それでもその場ではそこにいる誰よりも冷静になって対応し続けなければいけないわけですからなかなか大変な仕事だとつくづく思います。充実感はあってもそれは体力・気力があってはじめて出来ることですので・・・。やがて引退という時期くるのでしょうね。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お医者さん自身の体力維持や健康管理って大切なんですね。
smallGさんがずっと健康で長~~く働けますように。(定年ってあるんですか?)

small G さんのコメント...

素晴らしい御質問です!w

今日は貴女の質問に対する答えをブログに書いてみました。
お時間があればご覧ください。