2017年3月13日月曜日

病院の仕事はチーム医療

医師、看護師のみならず看護補助、ソーシャルワーカー、事務、放射線技師、検査技師など病院にはそのシステムを成立させるための沢山の職種があります。

我々の病院での日常業務を滞り無く成立させるためには、これらの職種の全てがスムースに連携する必要があります。誰か独りのスタンドプレーが必要なわけではありませんし、偉大な医師がいる病院でもその先生一人がとびきり優秀でもどうなるわけではなく、その周辺には必ず素晴らしいチームが存在してその先生の存在を”優秀ならしめて”います。

この時期は病棟内で看護師さんやヘルパーさんなどの人事異動、病棟移動がある時期なのですが、毎年のように病棟移動になっている看護師さんがいます。日本に帰ってきた当初はそのようなことが起きていることには気付きもしなかったのですが、この三年でわかったことは何と言うかどこの病棟でも”煙たがられている”ようなんですね。

この人にはこの人なりの長所があって、褥瘡の講習会には積極的に出られてその管理に一生懸命なのですが、そのことをもって他の看護師さんに上から目線で話してしまう事、そしてせっかく病院派遣で学んできたその知識を他の人間に拡めないんですね・・・。
最後のトドメはそういった態度を取って研究の方向には目線を向けるにもかかわらず日常業務では”抜け”が多すぎて、他の看護師さん達がその尻拭いをしているのですが、そのことを病棟師長さんが指摘すると逆ギレしてしまうという状況。

これでは一つの病棟に請われて長く居続けることは出来ないと第三者の私から見て思うのですが、御本人にはそのような自覚はないということで今年の春も難しい事態になるのではないかと思われます。

せっかく能力があってもチームの一員になれない人は病院では働く場所が無くなっていくということでしょう。これは他の仕事でも一緒でしょうね。

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