2016年2月16日火曜日

久し振りに大きな本屋へ行った

今日は我慢しきれずに大きな本屋へ行きました。

本当に今ある本の殆どを見たいというのなら名駅の高島屋に有る三省堂書店に行くべきなのでしょうが、やっぱ物理的にちょい遠いので三洋堂書店いりなか店というところに行きました。
アマゾンその他のオンライン書店の隆盛で、リアルに本を手にとってその背表紙を眺めながら本を買うことの出来る本屋というのが身の回りから急速になくなりつつありますので、こう言った大型書店の存在というのは愛おしい限りです。

今日は早速本屋に飛び込んで目の前に拡がる素敵な光景に酔いながら、端っこから順繰りと歩きつつ舐めるように本屋の一階を渉猟して本を四冊選びました。
そのうちの一冊は、読んだ後アメリカの嫁さんに持って行こうと思っています。 ただその本は書評で選んだものなので、実際に嫁さんが受け入れてくれるかどうかは微妙なところなんですけどね・・・。

まあ、それはともかく店内を歩きながらウキウキしてしまって何だか少年の頃に戻った感じがしました。子供の頃はお金が無くて、親父に無心して四、五時間本屋の中で粘りに粘って考えた挙句に選び出したものをレジに持っていって500円ほど払って買い込んでいましたが、その時との僅かな違いは比較的簡単に欲しい本を買えるというところでしょうか。

それでも”厳選する”という子供の頃の癖は私の体に染み付いており、本に使えるお金が幾らあろうと買う前には「じっくり」と時間をかけて「矯めつ眇めつ」選ぶという作業を行ってしまいます。
しかし、それはそれで本人にとっては実に楽しい作業時間でして、レジで支払いを終えて家に帰って寝そべりながらそれらの本を読む時間は至福の時であることに変わりはありません。

本を読み終わっても、予想が当たって良い本であった時にはそれを本棚に並べる時もやっぱり愛おしいですね。
キンドルの利便性は娘達を観ていても良さそうだとは思うのですが、やはり自分でキンドルを買おうと言う気は未だ起きて参りません。
本のインクの匂い好きの変なおじさんにはページを捲った時の風が運ぶあの紙とインクの匂いも、読書の大切な醍醐味の一つなのでした。(実は以前より、息子も本の匂いを嗅ぐ癖があると嫁さんが見つけています。親子の遺伝子は隠せませんな。w)

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