2015年7月7日火曜日

ボルチモアと風評被害

今、娘がちょっとだけリッチモンドの実家に帰ってきています。

実は今度娘がロスへ行ってこの夏休みに一ヶ月半の間、UCLAである教授の研究の手伝いをするらしいのですが、その前に少しでもバイトで小遣いを稼いで金銭的に余裕を作って行こうとしていたにも拘らず、お金がそれほど貯まらなかったとのことでした。

その理由は実に明白で、この書き入れ時にボルチモアにやってくる観光客が激減してしまったのだそうです。
この前起きたボルチモア騒乱の時以来、実際はそうではないにもかかわらず、「ボルチモアは危ないところ」というイメージが他のエリアの人達には強く印象づけられてしまったようで、まさしく「風評」によって大ダメージを受けてしまったとのことでした。

とりわけ、Inner harborの地域はボルチモアでは観光客の集まるところとしてまず最も有名でしたから、こういった風評被害の直撃を最も目に見える形で現すのがこういった観光産業。
娘の場合はレストランでしたから、これは致命傷に近い傷でした。折角厳しい面接をくぐり抜けて、テストまで受けて入った地域で一番流行っているレストランでのバイトも客が入らなければチップ激減で従業員自身ではどうしようもありません。黙って立っていても時給制でお金が入ってくる給料システムですから・・・。
基本時給は驚くほど小さい額しかもらえず、後は働いた時の笑顔と運でお客さんから貰えるチップが決まるのがアメリカですから客が来ないことには試合が開始さえしないという訳で。w

今週末に行ってそれ以降は仕事をquitするそうです。
代わりに私がその分のチップを払わされるハメになるのか?orz
ボルチモア〜暴動起こすんじゃないよ!w

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