2015年7月16日木曜日

冥王星でスイングバイ

この前FB内のJHU Parentの記事を見ていたらリンクが張ってあって、娘の行っているJHUのHPになんじゃこれ?という事が書いてありました。

それは最近テレビやネットで大きな話題になっている冥王星へ人工衛星でのアプローチの主体がなんとJHUだったというニュースでした。全く知りませんでしたが、大学のHPに確かにそういった記述がきちんとありました
九年前に打ち上げられて48億キロの旅を経てこんな素晴らしい仕事を成し遂げたということ自体が、人類の歴史の教科書の1ページに新たな記述を加えたことになりました。
上のGIFは1930年の最初の発見の粗い粗い画像から85年をかけて遂には最後の写真のような素晴らしい高精細画像にまで辿り着くという偉業。

摂動から予測された惑星Xの存在から始まった冥王星の発見が遂にここまでやってきたかという感じですね。
JHUの応用物理学教室は世界的に有名な仕事を沢山成し遂げてきているのですが、実際に今回は冥王星へのスイング・バイのことについて大きなページを作っていました

国と大学が結びついた国家プロジェクトがこういう形で結実して行くのは如何にもアメリカ的です。
やたら現実世界の実利に結びついたプロジェクトが多い中で、純粋に「見たことのないものを見たい」という知的好奇心で前進していくという、最近はあまり出て来てくれない嬉しいニュースでした。

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