2015年6月24日水曜日

援助はお金をやるだけでは、、、

病院の外来にいつもウロウロしているアルコール依存症のオジサンがいます。

オジサンといっても50そこそこですが、働かず生活保護を受けながらの一人暮らしです。
このオジサン時々酒を飲んでやってきては外来の外でクダを巻いたりするのですが、殆どの場合は酒を飲まずにやってきて一日中誰彼ともなく仲良くなった他の安静病棟の患者仲間?とソファに座り込んでケタケタ日がな哄笑しています。

外来の看護師さん達は本当にこの人のことを蛇蝎の如く嫌っているのがありありと分かるのですが、管を巻いて迷惑をかけても出てくるのは事務長さんだけで、誰も相手にしません。
まあ、いわゆるロクデナシと言う奴なのでしょうが、看護師さん達、特に若い人達は待合室の中で「あんなののために私達の働いて納めてる税金が消えていくのかと思うと腹立ちますよ。」等と話したりしています。

私が何時も思っているのは実に単純なこと。
人を助けるシステムというのは金品のみを与えるだけのシステムは「必ず」人をスポイルするということでしょうか。
生活保護然り、発展途上国への援助然り。本当にその人や国を良くしようとした時にそこに必要とされるのは「金」だけでは決して有りません。逆に、その人やその国をダメにしようとしたら金だけやっておけばよいのです。

このオジサンもその「犠牲」の最たるもの。
家庭にいた親が屑だったのか、オジサン自身に能力が足らず屑だったのか、それともこのオジサンを育てた周囲の環境が屑だったのか、、、。答えは私には判りませんが、己の姿を正視することの出来ない屑は金品の援助のみを受けることによってその命脈を永らえるのでした。

実に惨め。助ける方も助けられる方も共にボロボロです。

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