2014年12月26日金曜日

17年ぶりの日本のクリスマス・イブに考えたこと

予想通りというか、当然の一人クリスマスイブでした。

とは言え、元々こうなるという既定路線だったのでは有りますが。w

世の中の人々、特に日本の大学生から上の有る一定の年齢幅の人々はこのクリスマス・イブというものにかなり何らかの”非宗教的”なワクワクイベント感を持たれているのではないかと思われます。特に終戦後にアメリカからやって来たこのイベントは、日本においては特に、サンタクロース・トナカイ・クリスマスケーキ・クリスマスツリーなどというような、比較的単純に固定化されたアイコンによって、ある種の非宗教的なイベントになってしまったという自然な流れがあったのではないかと勝手に推測しています。

アメリカに居た頃の事を思い出してみても、最近ではやはりアメリカもコマーシャリズムの激しい波に呑み込まれており、「お互いに皆でプレゼントを贈りましょう、買いましょう」という明白な動機付けとともにクリスマスセールの中に皆が揃って突入しているのが現状ですから、そういう意味では日本も一人ぽっちでは有りません。
オマケにクリスマスが終われば翌日にはこれまた激しい「ポスト・クリスマスセール」という売れ残り品と、それに付随した相乗りイベントが発生しますので、やっぱ資本主義の力は宗教も押しのけていくんでしょうかね。

確かにイブのミサには近所のコミュニティーのそれぞれの宗派の教会に属する人達が家族で連れ立って、このシーズンに家に帰ってくる「何時もは遠くに住んでいるような」子供達や親戚が集い教会に行くなんていうのは有ります。しかし、それでもアメリカ人にとってのクリスマスというのは日本人にとっての「親戚が集い、お年玉配りをする正月と言うイベント」以上の感覚で激しくモノがプレゼントとして飛び交う近年のクリスマス、そういった厳粛感もあんまり感じなくなってきてたような気がします。

実際にこういったいわゆる「俗化」を嘆く人達もアメリカの「識者?」の中には結構沢山いますので、、、。

そういうことを踏まえて日本のクリスマスイブやクリスマスにはしゃぎまわっている男女をみていると、プレゼント代や食事代、そしてホテル代にお金を注ぎ込み、彼女を射止めようとする多くの若い男性諸君に於かれましては実は結構経済的に気の毒なイベントではありますな〜、と言うのがオジサンの正直な感想ではあります。w
若いころにお金がないのは全く普通なのに、彼女に何か期待されて無理やり奮発させられてる男性を想像すると、その延長線たる結婚後の将来も毎月が君達にとってのブラック・クリスマス行事なのだよと「心のなかで」呟くオジサンなのでした。

勿論声に出して、彼ら若人の夢を打ち砕くような野暮なことは致しません!あくまで「心のなかで」呟くのです。w

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