2014年5月29日木曜日

マンション選び・忘れがちなこと

上司の先生と住む家に関して話しているとやはりいろいろと考慮すべき要素が出てきては「(´ε`;)ウーン…」と考えこむことの連続です。

いろいろと売っている市販のマンション関係の本にも一冊二冊読んだだけでは書いていないようなことの要素の一つとして住んでいる住人の事がやはり考察要素として欠かせません。何をそんなアタリマエのことを!と言われる方も多いかと思いますが、私のようなド素人からすると何もかもが「言われてみるとそうじゃの~」というような事ばかり。

例えば新築の大規模マンションが比較的安価で出されているとします。するとそこのマンションには例えば2000万円台から5000万円台までの価格のプランがあるとして、そこを買う人達はどんな人達なのかと考えるわけです。
あくまで推定ですが、若い世代の人達は当然まだまだ収入は低くて当然です。しかしそれでも今月々支払っているアパートの家賃と比べれば、この超々低金利時代においては2000万台の物件であれば下手をすると家賃よりも安い毎月の支払で返済条件のセットが組めたりします。

今度は中高校生を育てているような40代後半の世代であれば、収入も上がっているにせよ支出も同様に上がっていることと「今後の高等教育の継続」(当然大学以降)の為には実に近々に大きな支出が数年間は続くことになりますので、これまたそれほど高い買い物が出来ないわけで、やはり親の援助などがない限りは5000万の物件には普通そうそう手が出せるとは思えません。(ここに書いているのは平均的なサラリーマン庶民の感覚で書いているものですので、一億程度の物件なら即キャッシュというような資産家の方々の目線とは異なりますのであしからず。w)

こういった値段の異なる物件の比率次第でそこのマンションの中に住む世代の塊がある程度「年齢と所得」によって確定することになります。
もしこれがある程度若い子育て世代ばかりということになると、マンションは正に保育園状態になってしまいますし、その世帯が転勤などをしない限りは年数が経過すればするほど一気にその経過年数毎にマンション全体が老いていくことになるんだろうなと考えます。

この例は公団の大規模開発物件などでは実にいまシリアスな問題になってますよね。
果たしてこういった問題というのは売り買い自由なマンションの場合もかなり公団の問題をコピーしたような形で発生するのでしょうか。まあ、人気物件ならば売り買いが激しく動きの良い株と一緒で、買い手がついて住民も次々に入れ替わるメリーゴーラウンドのような感じになるのでしょうが、、、。

ああ、これ一つとっても色々と沢山考えないといけない要素の内のたった一つなのに、、、。
家選びって難しいものです。

アメリカの家みたいにデカイのを安くで買って勝手に自分たちで改装して更に値を上げて売れるようなシステムが標準になっているような地域に住んでいれば素晴らしいのですが、、、。
何と言っても日本は土地代が高すぎて、この点お話になりませぬ。

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2 件のコメント:

CHICHI さんのコメント...

18年前、妹一家は名古屋市内の住宅街にマンションを購入しました
価格帯は、4000-5000万
低層(3階建て)60軒ほどのマンション
入居者の多くが、20代後半から40代前半
すごく活気に満ちたマンション(というより、動物園か公園かのような状態)でしたが、
年月が経ち、子供たちも巣立ち、昔の活気はどこへやら
閑静な??マンションになりました
(買値が買値だけに、売買も多くはなく住人の入れ替わりが比較的少ないです)

私は公団の開発した土地に住んでおりますが
近年、代替わりが進み、相続人たちに
古家は壊され更地と化され、バブル時の半額から三分の一の価格で売りに出されています
私が引っ越してきた18年前は、子供も少なくなりつつあり
ああ、このままオールドタウン化するんだなと思っていました
しかし、今、公園には子供たちの声が響き
1学年一クラスだった小学校は、2クラスにまで子供たちが増えてきています
開発当時の様に、右を見ても左を見ても若い家族の状態はあり得ませんが、
それなりに、活気が出て来ています

アメリカの様に
手を入れて高く売るというのはなかなか難しいですね
私が、NJにいた時に住んでいた家は
1925年建築の家でしたが未だに現役です
日本で普通の住宅でこれだけの長寿は殆どないでしょうね

small G さんのコメント...

CHICHIさん、

具体的で詳しい話、今の私にとって示唆に富みます。
特に「名古屋」と言う地域での具体的な話ですからね!

実際にそういうことが起きているんですね〜。
東山線沿線で藤が丘近辺という条件の、もしくは長久手の少し奥でも良いのですが、良さそうな土地があっても実際には売りに出ていないとかいうことも多くて、、、。

土地持ちの百姓衆には当面必要なお金は既に持っておられるようで、、、。

日本の家って上モノは資産ではなくて逆にネガティブファクターですよね。アメリカ的視点からは全く信じられない話ですが、、、。100年住宅なんて夢のまた夢ですね。

これからお王のエリアで人口は激減していくのが確実ですし、どこを選ぶべきか!?CHICHIさんのように既に安定したせ活をされておられる方が羨ましい限りです。

我が家は何時になったらそんな日が来ることやら。orz

また是非お話お聞かせください。