2014年1月3日金曜日

一日中、レビューとエディターの仕事

今日は昨日と打って変わって一日中レビューとエディッター仕事に大わらわでした。

企業の利害と特許が複雑に絡んだマニュスクリプトが出されてきているのですが、感覚的に間違いなく「最も大事なデータ」の部分を隠して論文を提出してきていることが明らかなため、そこのところをネチネチとレビュアもつついてきます。

それも当然。エディタの私から見ても、是非見たい、そしてその結論を得るためには見ないとならないところがどう考えても隠されているのが明白なため、そこを出さないことには通さないよ~!と、言っているのですが食い下がってきます。

当然これ以上詳しくは書けないのですが、残念ながらこういった例は通せません。
また、今回のこの論文、本当に企業の利害が絡んだ論文を引き受けるのは面倒ですね、、、。
ほとほと参ったというのが今回の正直なところです。

論文には「この人にはレビューして欲しくない」=「利害関係者・敵対研究者w」というのを書き込む項目があるのですが、そこを外していくと、それらの共著者になっている人達の論文までスクリーニングして確実にそれらの利害関係を外していくのが紳士的な方法です。

ただし、研究分野が狭い分野ではどうしてもそれらの研究を正しく理解できる人の利害関係も複雑に絡んでくるため、それをキッチリ外して相応しいレビュアを釣り上げるのは時に並々ならぬ労力と気遣いが必要となります。

しかし、こうやってレビューやエディットを沢山して、「他人の実験・研究」を磨かれる前のプリミティブな状態で覗くチャンスがあると、多くの実験は残念ながら極端に閉じた実験系での「事実」を見ているだけで実際に起きている、もしくは起きる「真実」を見ている訳ではないのだな、、、と私個人にとっても身につまされる事実を直視せざるを得ないような実験が多いことに改めて愕然としたりするのでした。

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