2013年11月20日水曜日

日本から送られてきた英文原稿

数日前に日本のある後輩医師から英文による学会発表スライドと説明原稿の校正を頼まれました。今回も「至急」ということでの校正でした。

毎回思うのですが、この医師の例に限らず、何だか詰めが甘いスライドと英文の意味が良くわからない草稿を送ってくる人が多くていつも頭を悩ませます。
しかも毎回の進歩がない。最初が酷いのはまあいいとしても、毎回の進歩が全く見られないのは訂正を入れる手間を依頼する相手に失礼とは思わないのでしょうか。(まあ、そういったことを考えないから送ってこれるのでしょうが。w)

スライドを見直しながら、今回、彼が言いたかったであろう事を逆に推測して発表原稿を書き直したりしました。
もともと今回のスライド自身も「余りにもBUSY」で絶対に規定の時間以内に聴衆が理解できない上にそもそも発表事態がスムースに終了しない事が明らか、というようなスライドを今回「も」送ってきているので、毎度のことながらファイルを開けた瞬間に心が疲れます。
手助けするのにやぶさかではないのですが、もう少し良く練ってから送ってよ、と思わず苦笑い。

日本語の構造が問題でこのような英文になるのか解らないのですが、今日別の日本人PIの先生とこういった日本からくる原稿訂正依頼の話をしていた時にその先生から言われたのは「やっぱりそういう人の書く文章は日本語で書かせても駄目です」と言う話でした。

(´ε`;)ウーン…あんまり言いたくないけど、私も同意します。基本的に日本語でプロポーザルや原稿を作成できない人は基本的に未だ頭の中にそういった研究発表を行うためのフォーマットというものが出来ていない訳で。

医師を医学博士というふうに我々は呼びますが、博士という呼称がついてはいてもそれで研究に必要な準備ができていると言うわけでは「全く」ありませんから、こういったことが起きても何の不思議もないんですけどね、、、。
実際は殆どの臨床のドクターは臨床報告の発表などから訓練を始めて、やがてその中でも「研究発表」というのをしたい人、やらなければいけない人、やらされる人等などいろいろな事情を持った皆さんがいろいろと上級医師の指導を受けながらエッチラオッチラものを仕上げていく訳です。

素晴らしい上司を持ちかつ精進を重ねた人は確実に良い研究と発表を出してくるのですが、そうでなかった人は、、、。良い上司に恵まれても精進しなかったり、精進はしたのに指導する上司が残念で研究発表の準備が整わないままに学会発表を繰り返す事になる、ということになってしまいます。

どんな時でも一番いけないのは自己満足でしょう。「これで終わり」とか「とりあえずこれで十分」とか言うようになったら進歩は止った状態になったと考えて良いのではないでしょうかでしょう。怖い事ですけど。
いつまでも「もっと良い発表を」「もっとしっかりした研究を」というような自分であり続けたいものです。

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