2013年9月23日月曜日

無さそうで有りがちなメールw

知り合いであるシンシナティのS先生から夜中に英文でメールが来ていました。

たしかに私のアメリカでのニックネームでの呼びかけで始まっています。しかし何故いきなり英文で、、、。いつもは日本人同士、日本語でやりとりをしていますが、まあ、英文で書いてこられてそれで何の問題もありませんので、こちらも右へ倣えで英文で返信。

しかし書いてある文章の内容が余り自分では普段は扱かったことのないヒト腎細胞由来のガン細胞を用いた実験で、shRNAを使ってのあるシグナルを潰す事に関する依頼です。思わず「う~~~ん、何の前触れも無しに共同実験の依頼???いやあ、あの先生に限ってそんな手順を踏まないことをする筈がないのだが?」と思ってしまいます。しかし大切なグラントの申請書まで添付してあるというものでしたので、謎は深まります。

そこでフト考えたのは「もしかして、俺のニックネームがよくある日本人のものだからラボから出してるメールの宛先の一つに俺の名前が入っていてそのオートサーチの結果出てくる宛先タブを間違ってクリックしちゃったんかな?」というもの。

そこで一晩待ってS先生にメールを出しました。詳しくは書きませんが、まあ要するに「実験しても構いませんが、もしかして間違いメールではないでしょうか??w」というものです。メールを出すと同時にS先生のラボにも直接お電話を差し上げましたが生憎の留守。
暫くそのことを忘れていた所、机の上に置きっぱなしにしていた携帯にいつの間にかS先生の声で留守電が入っておりました。内容は案の定「先ほどのメールは同じニックネームのS先生のラボの日本人ポスドクの方宛てものでした~」という謝罪の伝言で、この件一件落着。w

便利になったメールのオートフィル等の機能も、人間という部分でどうしても人間らしい間違いを防ぐことは出来ません。しかしこういった大切な書類を間違えてライバルに送ってしまうようなミスが発生したりしたら、、、恐ろしいですね。
でも、絶対世の中にはそういったことが発生して苦しんだりした人が沢山いるに違いありません。私等はよく添付しますと言って添付書類をアタッチしないで送って直後に気づくという事をしばしばやってますが、これなどは最近は当たり前になってきた文章解析機能のお陰で、添付とかattachという単語が文中やタイトル内に存在しているのに添付されている書類が実際に未だ無い場合には、ウェブページ自身がsenderに注意を促してくれるような仕組みになっています。
誠にもって畏れ多いことでございます。w

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