2013年6月28日金曜日

NIH金曜会でプレゼン

今日は昨日準備したスライドをメモリスティックに入れてNIHへいきました。
NIHに行く途中のI-495は冗談のような酷い事故渋滞で、通常あの時間帯は二時間ちょっとのはずなのに四時間ちょっとかかってしまいました。orz そのあと一時間ちょっとの間にもうすぐNIHのスタッフサイエンティストをやめて他の所に去るという旧友に会おうと思ったのですが、間に入った人のちょっとした間違い情報が元で会うことが出来ませんでした。これはちょっと残念でした。
ビルディング37に直ぐに移動してみると、既に今回講演に招待してくださったNHLBIのWさんが居て、暖かく歓迎してくれました。今回の件では自分みたいな人間の話でも良いのかと改めて確認したのですが、アメリカでこのような変わったパスウェイを目指す(変)人はそれほど多いわけではないということから、取り敢えずOKということでした。w もう一人はNIAAAのO先生でしたが、僕とは業績では格の違う立派な先生でしたので同席させていただくのは非常に気が引けたのですが、そこはO先生の全く気取ることのない気さくなお人柄に助けられて取り敢えず無事に私のプレゼンを終えることが出来ました。
こうやってNIHに戻って見ると、自分がここを出た時の右も左もわからず先行きも暗黒の中で全く茫洋としていた当時の自分を見るような気がしました。そんな彼らを相手に私が話すことが出来たのは、自身が体験したこととその間に感じ考えたことだけです。正直にすべてを話し、失敗やDo&Don't等を徒然に二十数分話しました。
Wさんによると何か余りにシリアスな部分が多すぎてちょっとショックが多めだったかも?というような事を話されましたが、(自分ではそんなつもりは全くなくて、ソフトな話のはずだったのですが、、、)リアリティは今回の話では必須だったのでまあ良しとしましょう。 数名の人間による全ての話は大体八時過ぎには終了し、その後恒例となっているBethesdaにあるThe Rock Bottomに移動しました。
そこで今度は直に若いポスドクの皆さんと話すことが出来て、いろいろなレベルでの悩みが沢山あることがフィードバックとして沢山帰ってきました。この飲み会は本当に有意義だったと思います。 多くの若いポスドクの皆さんが、科学研究に邁進しつつも次のステップに自分の席があるのか、未来が見えない中で不安と闘いながらアメリカで仕事をしているのを見ると、我々年長者が伸ばせる手はすべて伸ばして彼らの相談相手になってあげる事は大切な仕事だなと改めて考えさせられた一日でした。
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