2013年5月7日火曜日

アメリカの家の修理の意味

日本とアメリカで最も異なる、且つ不思議なことに家の修理にまつわる話があります。
例えば日本ですが、家に不具合が出てそれを修理したり、新しく改修したりしても家の価値はどんどん下がるばかりですよね。結局は土地こそが全てで、その上に載っているウワモノは逆にまるで「邪魔者」のように扱われ時間の経過とともに「土地の値段を下げる最大の要素」にまでなってしまってます。
ところがアメリカであれば、大切にメンテと改修さえ加えておけば家は何年経とうと土地+ウワモノ資産として評価の対象です。例えば私の住んでいる現在の家なんかは不動産サイトおよびカウンティーの不動産サイトに行けばその詳細が手に取るように分かります。家が建築された年、土地の面積、家の面積、家の間取り、売却取得時期、課税評価額、実売市場価格、そしてそれらの家に住んでいた人間達の名前と固定資産税納税額、その他諸々の殆んど普通不動産のことなんかを考えない人間にとっては想像の遥か先にあるような事細かな情報が手に入ってしまうのです。(逆にちょっと恐ろしいくらいですが、、、。)
しかも、それらの推移は例えば不動産価格にしてもグラフ化されていますので、自分の買った家の価格が市場でどのように評価されていて、取得時に比べてどのように推移しているかといったことが嫌でもわかるわけです。
しかしこの建築後の家の高評価には重大な前提条件が有って、それが家の絶え間ない修理とメインテナンスなのでした。アメリカの家というのは基本的に2x4システムで建てられており、どんなにトレーニングのレベルが低い輩でも「それなり」の事をすれば「それなり」の家が建てられるようになっています。w 有り体に言えば、規格がかっちり決まっているので、後はそれを寄せ集めるだけで家が組み上がってしまうように出来ているのです。
感覚的には巨大実物大プラモの組立てとでも言えばよいのかも知れません。そんなわけで、家によっては退役軍人が新しい人生の第一歩として仲間と一緒に始めたばっかりの大工仕事でやっつけで作ったような「見栄えはいいけど中身には多々問題が、、、」と言った家が沢山あちこちで建つわけでして、家のコーナーが90度になってなかったり、最初の一雨が家に壊滅的な雨漏りをもたらしたり、違法なかつ危険な電気屋ガスの配管が堂々と壁の内側に晒されていたり~、、、。 なんて言うのはごくごく普通です。orz
ですから、驚くことには、新築の家よりむしろ新築から数年人が住んであちこちの不具合を直してから転売されたような家のほうが「安心だ」なんていうことが事実としてあるわけで、やっぱりこんなのは日本ではあんまりないのかななどと思ってみたりもしますが、欠陥住宅という意味では日本以上に細かい欠陥の集合体がアメリカの家と思っておいたほうが良いのかもしれません。w
さて、こういった定期的な「家のメンテ」をきちんと施された住宅ですが、不動産の価格にそれがきちんと反映されます。特にこちらの人間(自分も含めて)は家の中の改修を一人でやってしまう人も多いので、実際に公的な履歴には載っていない屋根裏部屋の導入、シャワーやトイレの増設、配管の変更、家の内装の大きな変更、外壁の交換、屋根の交換、庭の手入れの具合などがあるとその度に家の売却設定価格が細かく違ってきます。
もし家を売ろうとしたら市況の変化と合わせて色々と見て行かないといけないわけですが、基本的に私が住んでいるようなところは絶対に家自体の価格が土地の価格を下回ることはありません。
例えば土地はほぼ280坪で6万ドル程度の評価額ですが、上に建っている家は築25年経った今でも評価額は17万ドル以上になっています。そして、これがこの家の周辺を含めた家の標準的評価です。
無論、ワシントンDCとかNYCとかとは評価の絶対基準が違うのはわかっていますが、アメリカのメトロエリアの郊外の家の評価はみなこんな感じの似たり寄ったりのものだということが色々と調査することで理解出来ます。
それにしても我が家はそろそろ大規模修理しないとあきませんなあ、、、。しかし先立つ金が無いのだけは確かではありますが、、、どうしましょう。w
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