2013年2月26日火曜日

阪急電車

今日一冊の本を読み終えました。
タイトルは「阪急電車」という有川浩さんの書いたものです。この人、知らなかったのですが、あの図書館戦争を書いた人でもあり、他にも調べたら自衛隊三部作といわれるベストセラーも書いているということです。
とりあえあず、この作品、嫁さんが日本語学校の友人から借りたものでしたが読み始めてみると阪急電車のたった一往復の動きの中に時間軸を伸び縮みさせ、かつ幾つもの人物の物語をそれぞれに交差させた物語でした。
余り細かく内容を語ってもネタバレになりますし、是非読んでもらいたいなと思った本なのでこれ以上内容に関して私から詳述することもありませんが、一言で言えば嫁さんと出会った頃の甘酸っぱい想い出を再び自分の中に流れ込ませてくれたと言うところです。
本当にこの人の「物を語る」手法と言うのは上手いな~と感心してしまいます。プロですよね。本当に。人の心の襞と言うのがほんとうにしっかり描きこまれている点、小説の教科書になるような素敵な小品だと思いました。
この小説、テレビドラマとして日本で昨年放送されたようですが、たまたまその画像も友人が嫁さんに渡していてくださったため、読みきった後にそれを愉しむことも出来ました。
感想は小説の方が上!だとは思ったのですが、役者さん、特に久しぶりに見た宮本信子の上手さがギラギラと光ってましたね~。伊丹監督の最後は痛ましいものでしたが、宮本さんの才能はそれとは全く関係無く天才的だと思いました。この褒め言葉を何の躊躇も無く使える役者さんと言うのはそうそう居ないと思うのですが、彼女には惜しみなくこの言葉を浴びせられますね。
しかし、こうやってつらつらと彼女の事を書いてみると、ご主人との二人三脚で作られていった珠玉のシリーズが二度と出てこないのかと思うと本当に日本の映画界が失ったものの大きさを感じますね。
伊丹監督の最後、私は今でも「絶対に」自殺ではないと思っています。
ところで、この阪急電車を視ていると、嫁さんのように宝塚歌劇が好きだった人間にとっては、その映像に映りこんで来る歌劇場の建物は一種特別の郷愁を誘うようですね。そういうシーンになると、身を乗り出して私にそれを説明しようとしますから、、、。
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2 件のコメント:

伊藤真一郎 さんのコメント...

僕はテレビでこの映画を観ました、確かに電車内でのエチケットの悪いおばちゃん連中を叱る宮本さんの演技というか役所は光っていましたよね。
若い頃にこの映画に出てくる路線に住んでただけにとても懐かしく観ていました。

アメーバしんいち

small G さんのコメント...

しんいちさん
そうそう、あの場面はこの映画の山場の一つですよね。大阪におるオカンのなかでも、あの手のしょうもない下品なオバハンは絶対白い目で見られとるやろうな、と思いつつも、阪急電車の雰囲気というのを知らないので下手なことは言えないなというのが実情です。(笑)
それにしてもあの沿線に住まれていた事もあったんですね~。嫁さんに羨ましいって言われますよ。間違い無く!w