2013年2月18日月曜日

生活保護の取り扱い

その急激な拡大で問題視されている生活保護費用の話が良くネット上に上がってますが、実際のところはどんなもんなんでしょう。
実際にこんな国家の大計に関わるような事を話すためには綿密な下調べで得られた信頼の出来るデータを交えた大長編論文を読みこなして初めて出来ることなので、軽々しく表面をなぞったような感情論ではとても話は出来ません。特に最近良く話のネタになる生活保護費の不正受給や外国人に対する生活保護費の支出等は特に批判そしてコテンパンに叩かれる対象として登場しますが、これに関しても本当に自分では何をどれほどコメントしていいのか実際にはわかりません。
今度、日経にもこんな感じで話しが出ていましたが、これだけ見ると、その受給者数の急激な増加とその支給される額を得るために実質的に勤め人が稼ぎ出さないといけない総額の算出ではやっぱり、ギョッとするような金額が並んでいます。実際に、これは、、、と考えさせられる数値です。
しかし、「例えば」これらの数字が純粋に正しかったとしても、その背景にある支給額の増大の根本的な原因がどこにあるかと言うことは実際にはスッキリとは見通せません。世界的に見ても稀有な老齢化の急速な進行や信じられない位長期化している不況の影響等が、実際にどれくらいこの受給者数を増やしているのかなどの解析を厳密に行っていかないと、表に出てくるような不正受給者の話にこの生活保護制度が抱えている本質的な問題の解明とその対処方法を誤らせる可能性が高まるのではないかと強く思うのです。
当たり前のことですが、本来、生活保護無しでは本当に生活出来ない「それを真に必要としている人達」に憲法の文言の定める人間らしい生活を送らせるとともに、「労働が可能な人達」には、本来労働可能な状態にまで誘導する方法を導入する事が必須ですよね。そして最後に額に汗して働く人達の労働意欲を殺がない様にしないと、「生活保護を貰ったほうがよっぽど楽」だと思わせるようなシステムもやっぱり何か大きく間違ってますよね。
それにしても、この生活保護費、統計上は高齢者の増加と、それに付随する医療の高度化に伴う医療費に比べれば、実に10%以下の数値でしかありません。(2006年33兆対2009年2兆6000億)
その上で、何が改善されないといけないのか、アジテーションや感情論に流されないデータと法理論、そして倫理に基づいた慎重に検討しつくされた実行可能な解決策が提示されなければならないと思います。
極端な例をいくつか提示して感情論に流されるのは政治がやってはいけないことで、極端な事例をこれ見よがしに出すマスゴミに釣られて本質を見失うような愚を犯すべきではないでしょうし、有権者としてそれに与する愚も犯したくないものです。極端な事例と言うのは多くの場合、犯罪者の事例であったりする事が多いわけで、それに憤ることを生活保護全体への怒りと言う形に置き換えるべきではないと思います。
いつ自分がその制度の御世話になるか、一寸先はわからないこの世の中、その時になって身を潜めて小さくなって生活保護のお世話で糊口を凌いでいるのは、口を極めてこの制度を罵っていた自分かもしれないのですから、、、。
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