2012年8月6日月曜日

「知っていた」などと軽々しく言うべからず

女子学生の蛋白定量の結果がいくらやっても安定しないので、一体どうしたらそんなに不安定な結果が出るんだ?ということで、実際に定量しているところを横について観察。
そしたら案の定です、、、まずは試薬に添付されている「英語」が理解できていない。というより、基本的に科学が解っていない。濃度を五分の一希釈しろと書いてあるのを6の水と1の試薬を入れてるし、、、orz おまけに追加の「案の定」はパイペッティングの雑さ。例えば2マイクロの検体を定量するのに2マイクロをきちんととり切れない。基本的なことは徹底的に教えたつもりなのに、数加越も立たぬうちに完全に「我流」の出鱈目な方法をやっていて、実験の基本を無視。やっぱ性格の雑な輩、ディティールに拘らない人間はこの手の仕事には向かないですね。
良い悪いと言うんじゃなくて「向かない」。これに尽きます。
パイペッティングの際、チップの先端部を深く下げすぎて負圧をかけない、ボタンの押し下げを指できちんと感じながら作業し、吸い上げる時にも「決して」いきなり指を上へ離したり、ましてや乱流を作るような粗雑な操作をしない。コンテンツによっては粘性が水とは大きく異なるので、その点に十分留意したハンドリングを行う、、、挙げだすとまだまだ限がないのですが、何れもこれらの注意点は「ケアフルな性格」というここに至るまでに既に十分涵養されていなければならないものに担保されて初めて役に立つ注意事項なんですよね。
彼女のサンプリング時にチップのエッジを視ていると、未だ0.5マイクロほど残っているコンテンツをスパッとリジェクトしながら2マイクロ程のコンテンツを測り続けています。1000マイクロの0.5マイクロと2マイクロの0.5マイクロの全体に占める誤差としてのボリュームがどれほど測定結果に影響を及ぼすか考えれば、いや、考えずとも自然にその重大さが理解できそうなものですが、、、。
一度だけそれをさせた後、二度目にステップごとに操作を止めさせ「何故、安定した結果が出ないのか」ということに関して厳しく指導しました。
こんな事で医療現場に「自信満々」で出て行かれたら犯罪行為です。その点を時間をとって縷々説明しましたが、果たして理解できていることやら。結局、目の前で二回目に厳しく改善点を言い渡して再測定させた結果はバチッと安定した結果でした。
思わず「マスター・オブ・サイエンスと呼ぶべきかな?」と皮肉も兼ねて呟いたのですが、プロトコルの件に関して"I knew that!"とか聞き捨てならない言い訳をしたので、ハエ叩きで叩くようにもう一度ピシっと凹ませました。「知っとったといって株を買った奴を見たことねえな。知っとったというなら借金してでも金をつぎ込んで上がると知ってる株を買うよね。お前の知っとったはそれと同程度のクオリティーよ。謝るということを知らんと将来厳しいよ。」このバカタレが。
何度言っても変わらないこの娘には歯の治療は受けたくないです。w
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