2011年9月23日金曜日

数日前から気になる事

本当だろうか?
数日前から流れているニュース。物理の国際チームがCERNでの実験結果で出している「ニュートリノが光速度よりも早いということが検出された」というもの。何度でも書いていいと思うのだが、これがもし本当だとしたらありとあらゆる意味で「世紀の大発見」であることは鉄板。この観測自体がノーベル賞数個分の巨大の価値があるだろうと思うのだが、光よりも60ナノ秒だけ速いという一万五千回の実験の繰り返しの果てに得られた誤差を超えた観測結果らしい。
果たしてこの結果は何らかの真実を語るのだろうか。生物学ではセントラルドグマは歴史的尺度の中では比較的短時間に破られてしまったが、アインシュタインの相対性理論もこの発表後ほぼ一世紀の節目にして古典物理のように新しい理論に置き換えられるような時代がやって来るのだろうか。
素粒子論レベルの物理の世界というのは所謂天才達しかその地平線を押し拡げることはできないのだろうが、世の中には次々に驚くべき知性を備えた天才が必ず現れるものだ。きっと多くの人達の努力の結晶による無数の小さな積み重ねを束ねる「誰か」が出てくるはず。
たとえこの観測結果にも何れかの形で肯定、否定という結論が下されるのだろうが、出来れば光速度を超えるという肯定的な結論で有って欲しいなと思うし、それによって新たな物理学の大跳躍が産まれることになれば素晴らしいと思うんですけどね、、、。

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