2011年5月4日水曜日

グラントの提出終了

取り敢えずは定期的にいろいろなグラントを出しているが、もうすぐ次のグラントの第3ステージ(最終審査)がやってくる。後二週間弱で全てが終わり後はまな板の上の鯉状態で表彰の有無を待つだけ。これが終わったら更にひたすら次の仕込みを提出しなければならない。まあ、PIの仕事は教育研究ですけど、研究の大半はグラント書きと論文書きに費やされ、しかもそれがかなりの割合で教育の時間の方に食い込んでますから実際にラボに来て欲しいのはポスドクだけなんですよね。だけど、実際に雇うとなれば莫大な出費が必要なのです。例えばポスドクなりたての人から一年経つごとにその給料というのはズンズンと上げていかないといけないんですよね。それには金満NIHの決めた基準というのがあって、勧告をしてるんですよね。(まあ、努力目標ですが!)
実際には業績人気のある老舗ラボなんかはお金は出しませんけど、来たいなら来てもいいよ~。(要するに金は自分で持ってきなさい!)というところから、ちょっとだけなら出すけど。(とは言っても到底妻帯者が生活できる額ではないのですが。)更には、頑張ってかなり出すけど、君もお金を持ってきて~。そして、まあお金も出すので頑張って来てください、しかし、事と次第ではあなたを蹴り出しますから。という感じで人を呼ぶ多くのラボがあるわけです。
しかし、例えば雇った人間には保険などのフリンジベネフィットというのを付けてあげなければならず、それがもし家族全体をカバーしてあげるものだと(家族の構成人数にもよりますが)一年で数千ドルから一万ドル超にすぐ跳ね上がってしまうのです。これが毎年給料とは別に必要なのですから、小さなグラント(5万程度まで)では話にもならないわけです。しかも、一度大きな挑戦をしようとするような遠大な実験をやろうとしたら到底一年では結果は出ませんから、そのポスドクの身元を保証して上げたければ、当然雇うに当たっては数年にわたるグラントの保証がなければ難しいのです。となると、当然そのグラントは限られてくるわけで、プライベートの素敵なグラントを除けば、NIHのR01くらいしかそういう額の、そして長期のものをあてにする訳には行かないことになります。そのR01の近年の当選確率はといえば、12%前後をうろうろ。リーマンブラザーズの首を締めてやりたいですよ。w
その上で、来た(来てくれた)ポスドクや学生が使い物になるかどうか、というのはまた全く別の話であることは論をまたないのですから、、、。嗚呼。

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