2010年11月4日木曜日

学生のテストの採点

学生の2回分のテストの採点が終了。
結論:出来る学生はどんな質問を出しても出来る。(笑)
当たり前といえば当たり前なのですが、感想は実にこの一言に尽きます。いろいろな国のバックグラウンドを持った学生がいるのですが、概して英語の記述自体は外国出身の学生の方が正確です。ネイティブの学生も、勿論「正しい記述ができる子は出来る」のですが、そういうふうに意識しないで、頭の中に沸き上がってくるものをそのままのんべんだらりという感じで記述する学生のものはやはりクオリティーだけでなく英語自体に問題がある場合が多いのです。こんな感じで書けば解ってくれるだろうというような書き方では、採点者の方も100枚からの採点をするわけですから、そこまで構ってあげられません。学生にとっては教授側は1対1の関係なのでしょうが、こちらから見れば、学生は100人いるわけです。勿論、片目をつぶって最大限の配慮を示してやる親心は示しますが、それでも助けようがないような記述をしていれば、公平性の観点から冷静な点数をつけなければならないのです。
良く勉強した外国人の使う外国語が丁寧すぎると感じる場合があるのは、教科書から勉強したわけですから、スラングを使った本から勉強したというような特殊な場合を除けば、誠に自然です。ところが、これがこと「書き言葉」への応用となってくると、この丁寧な表現というのが紙の上ではアドバンテージとして遺憾なく発揮されるわけです。
やっぱ、どんな時でも採点は気を使いますね。ちょっとしたテストの積み重ねが将来の彼らの行く末を決めるわけですから、決して蔑ろには出来ません。期待に応えてこれからもガンバッテ欲しいものです。

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