2010年2月23日火曜日

一枚の写真

ここに白黒の一枚の写真がある。
若い飛行兵達が本当に小さくあどけない仔犬を囲んで壊れ物を持つように慈しむ写真。死を前にしてのその澄み切ったあどけない笑顔に逆に胸が締め付けられる。

たまたまネットで調べ物をしていて知覧の特攻平和会館の所在と展示物を知った。
以前から知覧は特攻機の発進地の一つとして有名で、そこに記念館が存在することも知っては居たし、そこに特攻兵の母として慕われた女性が居たことも話としては読んでいた。
しかし、今回こうやってその博物館の事を改めて知ったことで日本に帰国した折には是非行きたいと思った。リンクによればその末期、多くは操縦を習い終えたばかりの少年航空兵や学徒航空兵だったという。
要するに今の年齢でいけば高校生か大学生くらいの少年たちが国を救う最後の人柱として敵に肉弾攻撃するタマとして散っていったのだ。ハッキリ言おう。こんな外道の戦法で人命を消費してまで戦争を行うのは指導部の無能以外の何物でも無い。彼らの魂を鎮魂することは後世に残されたものの当然の努めでありこの作戦を敢行した上層部には恥を知れと言いたい。俳優の故鶴田浩二は時にそのスタイルからたまに右翼と勘違いされる方も居るようだが彼自身は特攻など正しく外道の戦法だと激しく責められた方の一人であり、遺族会などに多額の寄付を黙々とされていたと言う。彼は理性の人、是々非々で物事を判断する人だった。一死大罪を謝すというようなもので償われる失敗ではない。ハッキリ言ってこの少年たちが靖国でその死を命じた馬鹿で無能の集団だった大本営の戦犯達と合祀されることには絶対に反対だ。特攻の本は数々あれど、その多くは実際には特攻を命じた人間の中に如何に卑怯な人間達が混じって居たかと言うことを述べるものもある。逆にその言葉に違うこと無く最後の特攻機で散った上官達も居た。自分の失敗に起因する部下の失敗を部下に押し付けていないか、同じことが今の日本の社会でも行われてないか?そんな事を考えさせられる写真だと思った。

自分の教える学生の失敗にも果たして同じような間違いを犯さないようにしなければと改めて肝に銘じた。最後はきちんと指導者が責任を取る。この原則は人の上に立つ機会の有るものは絶対に破ってはいけないと思う。

「秘書が、秘書が」と壊れたレコーダーのように喚く下郎に日本を導く資質などもとより有る筈も無い。人相にその品性の下劣さまで顕れたような下郎には一刻も表舞台から引き下がってもらわねばならない。


彼らは若くして散り、日本に平和の意味を考えさせる礎となった。彼らの無念を想う時、決してその死は無駄にしてはならないとおもう。恥ずかしくてとても見せられないような日本ではあってはならないと思う。

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