2009年1月21日水曜日

大統領宣誓式

今日はアメリカにとって歴史的な日となった。
黒人大統領の登場である。周りのいかなるアメリカ人に聞いてもほぼ間違いなく誰もが「自分が生きているうちに黒人の大統領を見るとは思わなかった」と言う。それは白人であろうと、黒人であろうと、その他の人物であろうとほぼ同じ傾向で、皆言葉を変えて同じ様なことを言っている。
現時点で冗談抜きで最も皆が心配しているのは暗殺の事で、ケネディーの悲劇を決して繰り返す事の無いように皆が口にあまり出しはしないが心配しているのは、チョットした話の端々から聞こえてくるのだが、そんな事を真面目に心配しなければいけないのがこの国のもう一つの本当の姿なのである。銃を使った悲劇的な犯罪が特に一般市民の中だけでおこるのではなく、国家の責任者に対しても危惧されるというのは本当に嫌な事だと思う。この若く知性溢れる大統領がその任期をきちんと全うし、その信念を持って政策を実行できる事を心の底から祈っている。それは取りも直さず、肌の色では無く、その政策実行能力のみがこの国の最高司令官を勤める事が出来るのだという直接の証明であるからだ。

力にはなれないが、しっかりと彼の行動を見守っていきたい。

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